はじめに
ビルメンテナンス業界では、資格の有無がキャリアに大きく影響します。
例えば
- 転職のしやすさ
- 年収
- 任される業務の範囲
などです。
実際に現場でも、同じ仕事をしていても
「どの資格を持っているか」
によって評価や任される仕事が変わる場面は少なくありません。
あらためて、こんにちは。
このブログを書いている「りゃんぞー」です。
私自身も設備業界で働きながら資格を取り続けてきましたが、資格が増えるにつれて
- 任される業務が増える
- 周囲からの評価が変わる
- 転職市場での選択肢が広がる
といった変化を実感してきました。
一方で、これからビルメン業界を目指す人の多くが悩むのが
「どの資格から取ればいいのか分からない」
という問題です。
ビルメン関連の資格は数が多く、
- 電気
- 空調
- ボイラー
- 消防
- 危険物
など分野も幅広いため、最初に何を目指すべきか分かりにくいのが実情です。
私自身も最初から効率よく資格を取得できていたわけではなく、遠回りした資格もあります。
その一方で、
「この順番で取れば効率が良かった」
と感じる資格ルートも見えてきました。
現在は設備系資格を中心に
- 電気主任技術者
- エネルギー管理士
- 建築物環境衛生管理技術者(ビル管)
- 冷凍機械責任者
- ボイラー技士
- 消防設備士
- 危険物
などを含め、国家資格・技能講習・特別教育を合わせて40以上の資格を取得しています。
そこでこの記事では、これまでの経験をもとに
ビルメン資格をほぼ制覇した私が考える
ビルメン資格ロードマップ
を紹介します。
- 未経験からビルメンを目指す人
- 資格の取り方に迷っている人
- 次に取る資格を考えている人
の参考になれば幸いです。
ビルメン資格ロードマップ(全体像)
まず結論から言うと、ビルメン資格は次のような順番で取得していくのがおすすめです。
初級(まず目指す資格)
- 第二種電気工事士
- 危険物乙種4類
- 2級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
いわゆる
ビルメン4点セット
と呼ばれる資格です。
中級(キャリアアップ)
- 消防設備士
- 第一種電気工事士
上級(設備管理の主力資格)
- 電験三種(二種)
- エネルギー管理士
- 建築物環境衛生管理技術者(通称:ビル管)
ステップ1:まずはビルメン4点セット
未経験からビルメン業界を目指す場合、まずは次の資格を目標にするのが一般的です。
第二種電気工事士
ビルメン資格の中でも最も有名な資格の一つです。
電気設備の基本知識が身につくため、設備管理の入り口として非常におすすめです。
私自身も、この資格は設備系資格の基礎になる資格だと感じています。
私が一番最初にこの資格を取得したほうがいいと思う理由は、
消防設備士甲種等、多々ある設備系資格の受験資格として必要になる為です。
危険物乙種4類
燃料や油などを扱うための資格です。
ビル設備では、重油や灯油などの燃料を扱うケースがあるため、
ビルメン業界でも取得している人が多い資格の一つです。
試験内容は暗記中心のため、設備系資格の中では比較的取り組みやすい部類だと思います。
合格率は例年 30%〜40%程度で推移しています。
ただし、この数字には少し事情があります。
危険物乙4は設備業界だけでなく、
- ガソリンスタンド
- 化学系
- 学生
- 危険物を扱う様々な業種
など幅広い人が受験する資格です。
また、実際に試験会場に行くと分かるのですが、
申し込みはしているものの受験していない空席もかなり目立ちます。
私が受験したときも、試験会場には空席が多く見られました。
そのため、数字の印象ほど難しい資格ではないと感じています。
個人的には、危険物乙4は
「最初の資格」として非常におすすめです。
理由はシンプルで、
資格試験に合格する成功体験を早く得られるからです。
私自身も、最初の頃にこの資格を取得したことで
「資格は勉強すれば取れる」
という感覚をつかむことができました。
そして何より、試験に合格して資格証の現物を手に取ったときの達成感は大きいです。
この成功体験は、その後の資格勉強のモチベーションにもつながります。
その意味でも、
これから設備系資格に挑戦していく人にとって
最初の一歩として取りやすく、モチベーションにもつながる資格
だと思います。
2級ボイラー技士
ボイラー設備の運転・管理に関係する資格です。
ビル設備ではボイラー設備を持つ施設も多いため、評価されやすい資格です。
第三種冷凍機械責任
空調設備に関係する資格です。
ビル設備の中でも空調は非常に重要なため、持っていると知識面で役立つ資格です。
建築物環境衛生管理技術者の問題にも結構関連項目があるのでいずれ目指す方にはよいと思います。
ステップ2:中級資格
ビルメンとして経験を積んだ後は、次の資格を目指すのがおすすめです。
消防設備士
消防設備の点検や整備に関係する資格です。甲種だと工事も可能になります。
特に
- 甲種4類(誘導灯とか)
- 甲種1類(スプリンクラーとか)
などは取得している人も多く、実務でも役立ちます。
第一種電気工事士
第二種電気工事士の上位資格です。
電気設備の知識を深める意味でも、設備系のキャリアを考えるなら取得しておきたい資格です。
バリバリ現場で働きたい人ならあると武器になります。あとは割と趣味で使えるのもいい点です。
ステップ3:上級資格
さらにキャリアアップを目指す場合は、次の資格が重要になります。
電験三種(二種)
設備業界では非常に評価される資格です。
電気主任技術者として設備管理に関わることができます。
ただし試験範囲が広く、難易度も高いため長期的な勉強が必要です。
私としては、この資格一つあればほかの資格は取らなくてもいいとさえ思います。
エネルギー管理士
省エネルギー管理に関する国家資格です。
大規模施設では重要な資格になるため、設備管理のキャリアでは非常に有利です。
近年、エネルギー関連対応は国全体として掲げられており、企業も対策を講じています。
今後はこの資格がトレンドになってゆくのかもなーと私としては感じています。
建築物環境衛生管理技術者(ビル管)
ビルメン業界では非常に評価される資格の一つです。
一定の実務経験が必要になりますが、管理職などを目指す場合には重要な資格になります。
電験、エネ管と比較すると暗記オンリーでも合格できる点が私としては評価ポイントです。
資格取得で一番大切だと思うこと
これまで多くの資格を勉強してきて感じるのは、
資格取得で一番大切なのは才能ではない
ということです。
最も重要なのは 継続すること です。
私としては、合格だけであればいかに効率よく必要情報を勉強し、無駄な部分を勉強しないか。
に限ります。
資格勉強は
- 仕事が忙しい
- モチベーションが続かない
- 勉強時間が確保できない
といった理由で途中でやめてしまう人も多いです。
しかし、継続して勉強すれば確実に合格に近づきます。
まとめ
ビルメン資格ロードマップをまとめると次のようになります。
初級
- 第二種電気工事士
- 危険物乙種4類
- 2級ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
中級
- 消防設備士
- 第一種電気工事士
上級
- 電験三種(二種)
- エネルギー管理士
- ビル管
資格は一つずつ積み重ねていくことで、キャリアの幅が広がります。
私も転職の際、どのスキルが転職に有利かを目のあたりにしましたが、
特に上級の3つは転職に有利であることを目のあたりにしました。
この辺の話はまた別記事にてお話しします。
これから資格取得を考えている方の参考になれば幸いです。
